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№55     

「KITTY’S BAR」


 

「羽根」

 

東京都北区:『赤羽』。

 

上野からJR京浜東北線・高崎線・宇都宮線を

 

利用し約20分弱で到着する。

 

地名「赤羽」は、

 

古くは「赤羽根」と書かれていた時期があり

 

「赤羽根」の「羽根」とは

 

「埴(ハニ)」という言葉が変化したという説が有力とされている。

 

この「ハニ」という言葉は

 

「埴」や「羽仁」、「羽生」の文字が当てられ

 

「黄赤粘土」を意味し

 

中でも「羽生(ハニウ)」という言葉は

 

「埴(ハニ)」と「生(フ)」という言葉が結合した言葉であり

 

「粘土質の土地」を指す。

 

赤羽はまさにこの「粘土質の土地」であり、

 

火山灰が堆積して形成された「赤土の台地」故に

 

「赤羽」と名付けられたという。

 

その赤羽の閑静な住宅街の中に

 

落ち着いた雰囲気の一軒の本格バーが

 

今夜もお店の明かりを灯している。

 

「KITTY’S BAR」。

 

1999年1月21日開店し

 

2002年6月1日にJR赤羽駅近くの旧店舗から

 

移転オープンした新しい匂い溢れるお店である。

 

これからこの地にてその年輪が徐々に刻まれて行くであろう

 

新しい木製のバードアを開けゆっくりと店内へ進むと、

 

薄暗い店内には

 

数カ所に置かれたロウソクの灯りで美しさを醸し出す

 

スラッと店奥まで伸びた止まり木(バーカウンター)が

 

出迎えてくれる。

 

カウンター内には、

 

NBA(日本バーテンダー協会)上野支部の

 

広報部長としてご活躍する

 

ネコが大好きな女性オーナーバーテンダー 槇本 薫さんと、

 

同協会支部 技術研究部所属の

 

若手二枚目バーテンダー 小田健二氏のお二人が

 

いつも笑顔で気持ちよくお客様を接客対応なさっており、

 

一見のお客様もきっと一目でこのお店が

 

居心地の良いお店であることがお分かり頂けるであろう。

 

 


「広棚」

 

バックバーには、

 

カオル・イーラやポート・エレン、

 

スプリングバンク、タリスカーといった

 

私が大好きなシングルモルトウィスキー達をはじめとして

 

槇本さん曰く

 

「旧店舗時にはバックバーが狭く

 

比較的押し詰め並べていたために

 

改めてこれだけの本数があることに驚いた」という

 

100種類を軽く超えるであろうウィスキーやリキュール類の

 

ボトル群がスポットライトの光に美しく輝きながら立ち並ぶ。

 

周辺が住宅地ということもあり、

 

音量がやや押さえられたジャズを中心とするBGMは

 

お酒と会話を楽しむには

 

丁度邪魔にならない具合に調整されており、

 

美味いウィスキーを嘗めながら

 

槇本さんや小田さんとお酒や音楽、

 

日常出来事や昔のお仕事の話など話は尽きることはない。

 

ドリンク類はカクテルもスタンダードからオリジナルまで

 

幅広いメニューが揃っており、

 

女性の方であればカクテルやシャンパン等を飲みながら、

 

槇本さんとゆっくりと女性同士の会話なども弾みそうである。

 

また何事にも勉強熱心な小田さんと

 

最近特に力を入れているジャズの話や、

 

その他色々な話で盛り上がるのもいいだろう。

 

今夜もいつの間にか時間が過ぎてゆくことを忘れ、

 

ついつい長居してしまいそうだ。。。

 


「KITTY’S BAR」

 

東京都北区赤羽南1-30-1

 

山田 ビル1F

 

03-3901-7797

 

http://www004.upp.so-net.ne.jp/KITTYS-BAR/

 

最寄り駅

 

JR 京浜東北線・高崎線・宇都宮線

 

赤羽駅南口下車  徒歩4分

 

お店一口メモ・・・

 

落ち着いて一人で飲みたいという方や、

 

お酒をゆっくり味わいたいという方には

 

特にオススメのお店です。

 

お店の営業時間が

 

平日17:00 ~5:00 (L.O 3:00)

 

日・祝 ~24:00 (L.O 23:00)

 

となっており、

 

忙しくナカナカ早い時間には無理という方でも

 

ゆっくりと出来るところが嬉しいです。

 

もちろんオーナー槇本さんがご自身が

 

女性ということもあり、

 

女性一人での場合も緊張せずに

 

楽しい時間を過ごせることと思います。