Compass

№50     

「BAR DECE」


 

「奥座敷」

 

銀座と並び称される社交の街:赤坂。

 

「政財界の奥座敷」として利用される

 

高級料亭街や高級レストランの有名店を多数擁し

 

また外国大使館も多いため夜ともなれば

 

国際的な社交場・盛り場に変貌する街である。

 

今宵も東京メトロ赤坂見附駅を下車し

 

ベルビー赤坂方面地上口を出て田町通りを左へ徒歩1分。

 

とあるビル6Fのバードアを静かに開けると

 

そこには何となく地中海のリゾートバーを彷彿とさせる

 

爽快な空気と音楽を感じる空間が広がる。

 

「BAR DECE(ディース)」。

 

赤坂のネオンも窓から拝むことの出来る

 

間接光が目映いバックバーの前に立つのは

 

どことなくお笑いのくりぃむしちゅー上田氏を

 

彷彿とさせる「優しい笑顔」を絶やさない

 

オーナーバーテンダーの増田輝仁氏。

 

上田氏同様に増田さんの「うんちく」も大変幅広く

 

初対面のお客様への話題提供も豊富である。

 

季節のフレッシュフルーツをふんだんに使用し

 

丁寧なステアやシェイクから作り出される

 

彩り佳いカクテルの美味しさも注目したいが

 

ピッツア・マルゲリータやゴーヤの肉詰め、

 

ブラックオリーブの梅肉黒酢漬け、

 

焼き秋刀魚といったお酒との相性を

 

佳く考えたフードメニューも見逃せない。

 

専用ビールサーバーから注がれた

 

ベルギーを代表するフルーティーな白ビール

 

「ヒューガルデン・ホワイト」を

 

食中酒にしながらパスタで食欲を満たした後

 

ブエナビスタ・ソシアル・クラブのBGMを

 

酒の肴にしてハイランドパークのモルトを

 

ストレートとトワイスアップでゆっくり愉しむ。

 

止まり木上に揺らめくキャンドルの灯りが

 

何とも安堵感を与えてくれるのがいい。

 

 


「白耳義」

 

前述のヒューガルデン・ホワイトをはじめ

 

十数品のベルギービールを提供しているところも

 

海外ビールファンには堪らない魅力であろう。

 

ヨーロッパの中核都市の一つであるフランスの

 

北側に位置し人口約1,000万を擁する

 

小国ベルギーにはビール製造会社が約120社存在し

 

その銘柄は800種類超という超ビール国家である。

 

ランビック、トラピスト、ホワイト、レッドなど

 

その製造方法別区別は大枠でも約50種程揃い

 

圧倒的な数を誇っているのが特徴である。

 

南側隣国フランスのワイン造りを

 

ベルギーでも展開しようとしたところ

 

その土壌が葡萄栽培には適しておらず

 

それならばビールでその味を表現しようと

 

いうところからビール造りが始まったことから

 

ベルギーのビールはワインを彷彿とさせる

 

フルーティーな銘柄が多いのが特徴だ。

 

しかしその中には口当たりこそ大変佳くも

 

アルコール度数が10度強まで高められている

 

銘柄もあるのでついつい油断し呑みすぎると

 

大変な目に遭ってしまうこともあるから注意。

 

一度味わうと病みつきになってしまう

 

ベルギービールの魅力を増田さんの笑顔とともに

 

DECEで味わってみてはいかがであろうか。

 

 


「BAR DECE」

 

東京都港区赤坂3-10-1 

 

第一対翠館ビル6F

 

03-3505-7891

 

http://www.bar-dece.com/

 

最寄り駅

 

地下鉄赤坂見附駅 ベルビー赤坂出口より徒歩1分

 

田町通りを赤坂方面へ、サブウェイのビルの6F

 

お店一口メモ・・・

 

増田オーナーバーテンダーをはじめ

 

スタッフの皆さんは気さくな方ばかり。

 

適度にカジュアルな店内は若いお客様も多く

 

BGMにはボッサやラテンがゆったりと流れ

 

肩に力入らずゆったりリラックスと出来る

 

アットホームな雰囲気のお店です。

 

日本酒や焼酎も置いてあり、女性同士の

 

お客様も大変良くいらっしゃいます。

 

スタンダードカクテル800円~、

 

フレッシュフルーツカクテル1,000円~、

 

ウィスキー 1ショット800円~。

 

年中無休、早朝5:00AMまで営業

 

というところもIT系やマスコミを中心に

 

赤坂周辺でご勤務なさっている方々には魅力です。