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№43     

SHOT BAR 「もるとや」


 

「中池」

 

池袋東口から中池袋公園方面へ。。。

 

「池袋」にしては割と静かな公園側に

 

1軒のバーの扉が見える。

 

SHOT BAR「もるとや」。

 

店内の照明が反射し

 

美しく輝くガラス窓付きの

 

木製の落ち着きあるバードアを開け店内へ進む。。。

 

左右に一つずつ小テーブルが配置されている

 

木製のフロアをコツコツと音を立てながら進むと、

 

やや高めの5席のバーカウンター席が出迎えてくれた。

 

その椅子に深く腰掛けつつ

 

バックバーをゆっくりと眺めると、

 

約200種類にものぼる

 

美しく磨かれた「ある種」のウィスキーのボトル達が

 

所狭しとひしめき合っている。

 

その「ある種」とは

 

店名からお気づきの方も多いであろうが、

 

近年そのファンが急増中であり

 

斯くある私も愛飲している

 

「シングルモルトウィスキー」。

 

「バランタイン」などでお馴染みの

 

ブレンデッド・ウィスキーは

 

そのウィスキーの作り手であるブレンダーが

 

スコットランド内の数多くの蒸留所の中から見つけだしてきた

 

何種類かのモルトウィスキーを

 

独自の割合で調合して仕上げた

 

「調合」ウィスキーであるが、

 

シングルモルトウィスキーは

 

単一の蒸溜所のモルトウイスキーのみを瓶詰めした

 

「原酒」ウィスキーであり、

 

個性溢れる風味を持つウィスキーが多いのが特徴である。

 

きっとピンと一本筋の通った味を

 

あなたに提供してくれるはずである。

 

 

 


「お客様」

 

オーナーバーテンダーの高橋克幸氏は

 

池袋のとある大衆酒場に

 

ご勤務なさっていた時代に

 

お店のお客様に連れいってもらった

 

都内の一軒のバーで

 

シングルモルトウィスキーと出会い、

 

その虜となったそうである。

 

その時からモルトを収集し始め、

 

2002年の今年で早10年。

 

氏のお酒への情熱、

 

そしてシングルモルトへの情熱は

 

益々深まるばかりである。

 

同じくバーテンダーの

 

田村さん、金子さんのお二人も

 

お若くも大変勉強熱心な方々であり、

 

止まり木を中心にお酒の話で花が咲く。。。

 

「今年のBGMはジャズで行こう。」という

 

高橋さんのコンセプトのもとで

 

金子さんが選んだという

 

ビル・エヴァンスの名アルバム

 

「ポートレイト・イン・ジャズ」を聴きながら、

 

お酒だけではなく音楽の話でも

 

盛り上がることとしよう。。。

 

 


SHOT BAR 「もるとや」

 

東京都豊島区東池袋1-8-6

 

第2佐々木ビル 1F

 

03-5952-9277

 

最寄り駅

 

JR池袋駅東口より徒歩8分

 

お店一口メモ・・・

 

シングルモルトは安い物でショット500円前後~、

 

高い物になるとショット1万円前後までと

 

かなり幅広いです。

 

カクテルは850円~。

 

モルトの好きな方にはたまらないお店の一つでしょう。

 

シガー(葉巻)も取り扱っており、

 

約2,000円~という所。

 

シングルモルトに興味があり、

 

これから少しずつ勉強していきたいと言う方にも

 

おすすめしたい良心店です。