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№35    

「BAR Thirty Three」


 

「野老沢」

 

埼玉県 所沢市。

 

「所沢」という地名の由来は、

 

学者であり、「伊勢物語」の主人公としても有名な

 

「在原業平(ありわらのなりひら)」が、

 

この地に差し掛かり、

 

この地帯一帯が沢だったために

 

「野老(ところ)」という

 

とろろに近いいも科の植物が

 

群生している様子を見ながら

 

「この地は野老の沢か?」と話したことを

 

土地の人がこれを聞いて

 

土地の名を野老沢(ところさわ)と呼ぶようになり、

 

江戸時代末期までは

 

「野老沢」と表記していたが、

 

それを今では「所沢」と

 

書くようになったと伝えられている。

 

西武池袋線・西武新宿線の交わる

 

埼玉県の要所の一つ「所沢」。

 

この街の西武線所沢駅近くに

 

落ち着いた雰囲気の本格バーが一軒ある。

 

「BAR Thirty Three」。

 

オーナーバーテンダーは

 

2代目 小林  透氏。

 

 


「ジュラ」

 

巨匠・スティーブン・スピルバーグ監督の

 

製作総指揮ムービー

 

「ジュラシック・パーク」。

 

全世界で15億ドルもの大ヒットを記録した

 

誰もが知る名画である。。。

 

この映画の舞台となった「ジュラ紀」は

 

スイス国境に近いフランス東部地方の

 

「ジュラ」の地が由来の地であるが、

 

スコッチウィスキーにもこの地と同じ名の

 

シングルモルト・ウィスキーが存在する。

 

「アイル・オブ・ジュラ」。

 

イギリス・スコットランドの

 

ハイランドラインから北にある

 

ハイランド・アイランズ(ハイランド諸島)には

 

ジュラ島・スカイ島・マル島・オークニー島・アラン島と

 

蒸留所を持つ5つの島が点在するが、

 

その一つ「ジュラ島」に古くからある蒸留所で、

 

14世紀には既に密造していたという記録も残っている

 

名門「アイル・オブ・ジュラ蒸留所」が造り出す

 

クセが無く飲みやすいモルト・ウィスキーである。

 

小林さんのお店には、

 

奇しくもこのお店の名前とぴったりの

 

アイル・オブ・ジュラの「33年(サーティースリー)」が

 

我々飲み手を待ち受ける。

 

モルトウィスキーファンなら

 

是非一度味わいたいお酒であろう。

 

さあ、所沢の止まり木へ。

 

 


「BAR Thirty Three」

 

埼玉県所沢市御幸町2-9

 

042-922-6332

 

最寄り駅

 

西武線所沢駅

 

西武線所沢駅西口を出て右へ、

 

プロぺ通りをぬけ、道なりに

 

スクランブル交差点を渡り盃横丁へ入る。

 

お店一口メモ・・・

 

ウィスキー好きの方でしたら文中の

 

アイルオブジュラ 33年 1,800円や、

 

タリスカー10年1,000円が

 

オススメですが、女性の方々にも

 

季節のフルーツを使ったカクテル 900円や、

 

シャリュトリューズ・グリーンベースの

 

爽やかなカクテル「グリーンアラスカ」

 

1,200円などがオススメです。